独断と偏見で選ぶ！次バズるアーティスト2020 下半期版

f:id:rocknohito:20200521190335j:plain

2019年。
NICO Touches the Walls、ねごと、空想委員会、Shiggy Jr.、カフカらが活動を終え、きのこ帝国、グドモ、SWANKY、その他V系大御所が軒並み活休しましたね。

そして来る2020年。
コロナの影響でライブは自粛続き。
経営が立ち行かなくなったライブハウスは次々と閉店。
そして遂にはROCK IN JAPANの中止が決定。

サブカル邦ロッカーの皆さん。
正直、瀕死ですよね。

激動と混乱の時代。
それでも今はネットで音楽が楽しめます。
コロナの波が落ち着いたあと、きっとバズるであろうアーティストを知りたい方。このブログ読めばだいたい把握出来ます。ぜひ。

(このランキングは2020年版です。2021版はこちら)
soundlabo.hatenablog.com

(2019版はこちら)
soundlabo.hatenablog.com

※文字が緑色になってるとこ押したらYouTube飛べます

TRiFOLiUM
北海道発歌モノバンド。数年前のRO JACKに入賞してから音沙汰無しどころかボーカル以外のメンバーが不祥事やらなんやらで全員脱退。終わったかと思いきや大学卒業と同時にしっかり4ピースとして再始動。いつの間にかドラムがかわいい女の子になっててびっくり。RO JACKの時に歌ってたmuffler girlって曲がバカみたいにいいのでいつかはMV出してくれるといいな。

ステレオガール
 閃光ライオットの余波がどんどん弱まりつつある中、未確認フェス準優勝アーティストが今アツい。万人受けするきのこ帝国みたいな音楽性。~~(きの帝なんで活休したんや)~~こういうの待ってたって人も多いはず。

とけた電球
 閃光ライオット最強世代の申し子。フィッシュライフ、クワルー、ウォンカ、Ivy、リョクシャカと同期って考えるとやっぱ2013年は凄すぎたんだなって。
優しい唄歌わせたら強い。同じ立ち位置のバンドが多すぎて埋もれてたけどそろそろ日の目を見る頃か。

どんぐりず
youtu.be

(あの…ネタとしてランキングに入れたんですけど…まさかビクターからメジャーデビューするとは思わんやん…おめでとう…)
(メンバーの素性が知りたい方はこの動画とか見るといいかも。特に最後の3分)
https://youtu.be/bjUToutNZtU

Time Lag Youth
ランキングに上げたアーティストの中で、筆者が唯一結成当初から応援しているバンド。やっぱボーカルの声がいいって強い。

CAT ATE HOTDOGS
youtu.be

イントロで惚れて、予想外のボーカルの声に更に惚れる。開始30秒で虜。二段仕掛けのサビも秀逸。こういう正統派ってなかなか居なかったからめちゃくちゃありがたい存在。

センチミリメンタル
メジャーデビューして一気に才能が開花したタイプ。このままバズってほしい。カップリングのまるつけもええ曲なんや…

tacica
youtu.be

そろそろ売れてくれてもいいと思うんですけど…ほんとお願いします…

NARUTO、宇宙兄弟、ハイキュー…有名アニメの主題歌になるものの、バンド本体はそこまで触れられず今に至るという稀有なバンド。恐らく理由は歌詞が文学的(抽象的)すぎるからだと思うんです。でもこの曲は違う。せめてこの曲とLEOだけでも認知されてくれ。
個人的にtacicaほど思い入れのあるバンドは無いんですけど、いかんせん世間が振り向いてくれなくて悲しい…これ読んでる人だけでもaranamiを聴いて、そこでピンと来たならサブスクでHALOを聴いて、newsongを聴いて、色々ディグってみて下さい。何卒。そろそろtacicaは後が無い所まで来てると思うので…グドモみたいに終わって欲しくないんで…

ドラマストア
至上の空論の呪縛から逃れようと必死に良曲を量産し続ける彼ら。そろそろ拾われてもいいんじゃないんですかね。メジャーデビューしそうでしないランキングなら圧倒的1位。

雨のパレード
丸くなりましたよね。
是永ニキが抜けて、バンドとしてのアイデンティティーが崩れたように見えたが、それを利用しより大衆に響く歌を作り始めた彼ら。果たしてどちらに転ぶのか。
~~自分は残響時代が好きでした~~

CRAZY VODKA TONIC
CVT唯一の問題点、「YouTubeのコメ欄封鎖」が一部解放され、これから更に伸びるはず。去年出したアルバム『DARUMA』の影響でファン層がガラッと変わるはずなので、今年は地盤固めの年になりそう。才能を枯らさないで欲しい。切実に。

赤い公園
youtu.be

ボーカル変わってより研ぎ澄まされた音楽を奏でるようになった赤公。新曲、絶対零度は今まで聴いてきたどの曲よりもスルメだった。ここだけの話、この曲の良さを理解できるまで20回は聴いた。その分抜け出せなくなった。
バンド自体もこれから評価されていくのだろうか。セルフタイトルとも言える新アルバム『THE PARK』が発売中。名盤。聴け皆の衆。

キタニタツヤ
ダウナー系の麻薬みたいなMVしか作らんことでお馴染みキタニタツヤ。そろそろ幸せそうな曲作ってくれ。作られたらそれはそれで困惑するけど。

ニガミ17才
奇人の集まり。それ以上説明しようがないです。平沢あくびは親密にはなりたくないけどずっと遠くから眺めてたいタイプの変人ですよね。そこもまた魅力。(ファンの方許して)

PELICAN FANCLUB
ポストGalileo Galilei。しっかり後を追ってて、でも独自色も出してて素直に良い。歌詞だけでペリカンとわかるオリジナリティ。都市都市都市…

saji
グッドメロディを作るバンドほど売れない。saji(ex.phatmans after school)はその代表例なんじゃないだろうか。pas時代に出したメジャー1stアルバムは売れない理由がないくらいの名盤だった。でも知ってる人はほぼいない。sajiもそんな風に消化されていってしまうのだろうか。やるせない。なんとなく売れない理由がわかるのも尚更やるせない。とりあえずこれ読んだ方はツキヨミ聴いてファンになった上でsajiも聴いてみてください。よろしくお願いします。

アメノイロ。
去年このランキングに入れた時に書いた文言通りの売れ方してきてて正直ほっとしてる。歌詞はより直球になりつつあるが、このままらしさを貫いてもらいたい。

sajou no hana
このユニットの結成当初、僕は彼らのアンチサイドだった。
というのも、このユニットはどちゃくそ美人のボーカルと前述した編曲担当のキタニタツヤと作詞作曲担当の渡辺翔というソングライターで構成されているのだが、この渡辺翔さんの作風が好きだったんですよ僕は。

アニメ知ってる人なら、まどマギの主題歌とLiSAの歌ったFate/ZeroとSAOのOPとヒロアカのEDと言えば伝わるはず。作る曲全部いいんですよ。
この人の曲は暗くても希望があって、疾走感とか多幸感みたいなものがふんだんに入っているものが多かった。あと気持ちいい転調とか。
キタニの曲を聴いてくれた方ならわかると思うけど、真逆じゃないですか？だから正直やめてほしかった。結成前に同じメンバーでモブサイコのOPを作ってて、確かに良いけどこういうのは他に適役が…とか思っていた。

でもこの曲(グレイ)聴いて前言撤回したし、Parole聴いてひれ伏しました。アニソンとしてもポップスとしても聴ける編曲。なんでも出来るんだな、と思った。

osage
ギターが抜けて若干失速した感が拭えないけど、彼らならきっとうまくやるさ。前から所々に感じられたcinema staffの匂いがどんどん濃くなってきている印象。新曲のHertzとかモロシネマ。純度100%。でもあの頃の〜はしっかりosage。この丁度いい塩梅を続けてくれ。ウーロンハイと移ろう季節とガラスの靴の再録を待つファンとしてはそろそろフルアルバム出してもらいたい。

ヤユヨ
youtu.be

「もしも40年前にYouTubeがあったなら」って企画かと思った。それくらい曲も見た目も80's。その割にはめっちゃヌルヌル60fps。なんなんだ。曲いいから許すけど。
全国流通盤のサブスクも始まったみたいで嬉しい限り。

ACE COLLECTION
アイドルバンドの完成系ってこれじゃないのかなって思います。ここまでクオリティ高いと叩かれないですよね。理想形。ボーカルのお手本のようなミックスボイス。ミックスボイスってスピーカー通すと独特のザラつき？みたいなのが聞こえるんですけど、この曲の後半もそうなってますね。息の配分がお手本の黄金律すぎる。好きか嫌いかは別として。1000%売れると思います。

SHIFT_CONTROL
youtu.be

最近来てますよね。cinema staffといいAqua Timezといい、なんで岐阜発バンドはこんなに外れないんだろ。ギターはunknown forecastとニアフレンズでプレイしてたあの人。今のサウンドが一番光ってる。そろそろ報われてくれ。あとボーカルの名前だけ浮いてんのなんなんだよ。説明してくれ誰か。アサノチャンジって何なんだ。

ズーカラデル
こういう「良い曲」を聴かせるバンドが正当に評価されていくのってとても見ていて気持ちがいいもので、それがいずれタイアップを勝ち取ったり、テレビに出たり、どんどん成長していく度にガッツポーズしてます。そういうバンドこそ好きになる人が増えて欲しい。これ読んでるあなたなら分かるでしょ？イエスと言え。言ってくれ。ズーカラデルです。

XIIX(テントゥエンティ)
youtu.be

バンド名が読めん！！！！！！！！！！！けど良いものは良い！！！！！！！！！！！
ユニゾンの斎藤宏介とヨルシカとかでベース弾いてる須藤優のユニット。
売れて欲しいけどユニゾンでの活動を疎かにして欲しくないという葛藤。

Suspended 4th
名古屋発、ゴリゴリかと思いきやとんでもなく計算して売れに行ってるバンド。このMV、最初の数秒だけ微妙にボリュームデカくしてインパクトを与える作戦に出てます。しかもMVのためだけにボーカル録り直してます。熱意が違う。

Cö shu Nie
見付けてくれた石田スイには感謝しかないですよほんとに。これ言うの何回目だ。
もう硬派アニメのED=コシュニエみたいな立ち位置を完全に確立しちゃってるから強い。
最近になって旧譜がサブスク解禁。石田スイが惚れたbutterfly additionも入ってるんで必聴。僕もこの曲が1番好きっす。

Who-ya Extended
youtu.be

ソロプロジェクトです。20歳です。世に出る曲としてはこれが2曲目です。それでこのクオリティです。天才でしょ。この才能欲しい。アニソンとしては勿論、ロックとして聴いても申し分無くカッコいい。アニソンっぽくない曲もしっかり作れるあたり強い。

ここからベスト15。特に売れそうなアーティストしか居ないので忙しい人はここだけ聴いてください。

神はサイコロを振らない
昔からカリスマ性はあるのにボーカルの行動が全てを台無しにしていた彼ら。借金まみれの彼がヤバい物に溺れるかどうかでこれからの運命が分かれるといったところ。夜永唄がゴリゴリ伸びてるんでこの調子で酒クズ脱却して欲しい。

6/9追記:本日よりアミューズとマネージメント契約したらしいので順位を爆上げさせて頂きました。恐らくSaucy Dogが爆伸びしたあの時くらいのインパクトが来年あたりにあると思います。要チェック。

the engy
youtu.be

まだ地元で2、3回しかワンマンライブをした事がないバンドが一瞬で大手レーベルからメジャーデビューして出した曲がこれ。そしてNHKのあさイチでメンバー出演からの披露。次に出した曲はドラマ主題歌。どれだけ期待されてるんだと。

タワレコでのインストアライブも見たことがあるんですけど、今まで見たインストアライブの中で1番演奏が安定していて、今まで見た中で1番エフェクターの数が多かったです。変態でした。

ボーカルの人柄が良すぎるのでこの順位です。~~京都の大学で結成されたからって京都出身を名乗ってるのにメンバー全員京都人じゃないとこ以外~~完璧なバンドです。是非。

ハンブレッダーズ
 トイズファクトリーだよ？あのトイズだよ？ミスチルとゆずとセカオワとユニゾンを輩出したあそこが次に持ってきたのがハンブレだよ？売れるんじゃねえ、売れさせられるんだ。トイズとはそういう領域だ。

ストレートな青春ギターロックバンドがシーンに蔓延ってますけど、多分そいつらのバズの芽は全て彼らが摘み取って行きます。(あと同志社大生なのにちゃんと出身は大阪って言ってるとこが好感持てる)

大橋ちっぽけ
ポップシンガーですけど紹介させてください。
歌い方、見た目から米津の影響を感じさせずにはいられないものの、非凡なセンスでありきたりなラブソングを歌う潔さ、応援せずには居られない。単純に曲めっちゃ良くないですか。

坂口有望
youtu.be

深瀬にツイートされたらバズるでしょ枠その1。
前より可愛くなったよね？？？？？？？
非情ですが、女性シンガーソングライターに於いて顔面とは非常に重要な要素で、それがグレードアップすると確実にバズる事への近道となるわけですね。坂口有望は昔から曲が良いのに過小評価されてる節があった(と勝手に思っている)ので、これも逆説的に考えれば正当に評価されることに繋がるのかも。(何言ってんだろ俺)
同世代の者として密かに応援してます。

SHE'S
youtu.be

深瀬枠その2。

個人的に「運に恵まれないバンドだなあ」と思う。
閃光ライオット時代からファンは多く、ルックス良し、曲良しで売り方さえ上手くやれば武道館くらい余裕のポテンシャルはあると思っていたし、メジャーデビュー前の勢いがそれはそれは凄かった。
このままいけばミセスとかフォーリミと出世街道をのし上がれるかという所、デビューして軽く路線変更、急激に失速。(僕も軽く離れました)

反比例してリリースペースは急激に加速。1年にフルアルバム2枚とミニアルバムをリリースするという暴挙。
だが、最後に出したアルバムのリードトラック「White」のMVが徐々に再生回数を伸ばし、ようやくインディーズ期の代表曲を超えた頃に出たシングル「歓びの陽」。この辺りからagehaspringsと共同制作したり、電子音入れたり、アプローチを変えてみたのが功を奏し、実力も味方してようやく軌道に乗り始めた。

それを見計らったレーベル側もSHE'Sゴリゴリにプッシュしだし、この春には新曲が続々タイアップ。
あつまれどうぶつの森のCMソングとメジャーセカンドのEDテーマとセンバツ高校野球のテーマソングに抜擢…されたんですけど…コロナ…

ただ、何があろうと彼らのファンでいてくれる人は相当数いると思うので、いつかはきっと紅白にも…出て欲しいよね…
そういうバックボーンを含めてSHE'Sを応援していきたいと思いました。以上、個人的な感想でした。

ユアネス
youtu.be

絶妙な歌メロのピッチから感じ取れる残響系の余波を未だ含みつつも、より大衆に響く方向性へシフトしたユアネス。ボーカルの黒川の声も、以前にも増して透き通って聴こえる。最新曲はアニメタイアップ曲で、agehaspringsと共同編曲を行って…
ちょっと待って曲に対する金のかけ方メジャーバンドのそれちゃう？
そもそもagehaってかなり人気なアーティストじゃないと共同制作できないはず…となると裏で絶対メジャーレーベルが噛んでる…もしや…ソニー？

ってことで1年以内にメジャーデビューします。
あと運が良ければTHE FIRST TAKE出ます。

Survive Said The Prophet
前回ランキングでもベスト5入りだったサバプロです。去年めちゃくちゃ有名になったものの、まだ世間には認知されていないのが実情。そろそろ今年はそういうステップを踏める段階に入るんじゃないかなと見ています。THE FIRST TAKE出たし。

Plot Scraps
youtu.be

こういうの待ってたんだよ。
活動初期はTHE残響みたいな変拍子と頭おかしいギターが特徴だった彼ら。それがどういう事か、いつの間にやら邦ロックのメインストリームで響く名曲を書けるようなモードになってたみたい。
個人的にはphatmans after schoolの後を追って、そして追い越せるのは現状彼らしかいないと思ってます。(どっちもルーツはBUMPだしね)

売れて欲しいランキングなら断トツ1位です。

Ominotake
youtu.be

YouTubeで「すげえの見つけた！これは俺しか知らないだろ」と思ったら1週間も経たないうちに蔦谷好位置がテレビで紹介してて膝から崩れ落ちました。
こんな完成度の高い曲出せるインディーズバンドっていましたっけ？King Gnuですらこのクオリティは出せなかった。次世代はこのバンドです。

6/9追記:THE FIRST TAKE出ましたね。予想通りこれから伸びると思います。MV全部見た方はサブスクで「欠伸」って曲を是非。個人的にオモタケで1番好きな曲です。

緑黄色社会
youtu.be
※生演奏です

ようやく時代来たよ。ようやくすぎるわ。この曲を去年生で聴いて「これは時代来たかも」と思ってたらまさかのヒロアカ主題歌。覇権もワンチャン。

突然ですが、リョクシャカとNICO Touches the Wallsって似てると思うんですよね。どっちも演奏力高いし、ギターがイケメン、ボーカルの顔も整いすぎてる(ニコも全盛期は向井理と一緒に写っても見劣りしない顔面してた)、なのに着飾らずに歌うし、歌い方や歌う時の顔面の崩れ方なんかそっくり。レーベルも同じ。ニコロスを未だに引きずってる僕としては重ね合わせずにはいられないんです…なんで解散したんや…
さらにリョクシャカは解散したschool food punishmentってバンドにサウンドメイキングが似すぎててそこのノスタルジーも(略)

そんなことは置いといて、まあアルバムのトレーラー見てみてくださいよ。良い意味で過去作が嘘のようなクオリティ。全曲がまたねとか始まりの歌レベルの作り込み。これを待ってた。最初からこうであって欲しかったくらい。恐らく今年の名盤ランキング付けるとしたらこのアルバムは入ってきます。

秋山黄色
youtu.be

サムネを見て思う。「米津玄師の色違いかよ」
曲を聴いて思う。「才能面でも米津の色違いだった」

ベクトルこそ違えど、この編曲クオリティは普通のニコニコ上がりの奴には出せない。そこらのボカロPがこれを作曲したとして、それはシャルルとか雨とペトラ、メーベルみたいな四つ打ち系のオシャレソングになっているはず。ここまで崩してオリジナリティ出せる彼はやっぱり米津玄師の変異種です。ありがとうございました。

藤井風
youtu.be

今年はシンガーソングライターがやばい。「何なんw」ってタイトルからは想像出来ないオシャレさ。
曲とは全く関係ないけど丸の内サディスティック(轢き逃げ)とかアダルトちびまる子さんなんて動画も出してるので見て欲しい。あと彼のやってるSNSは基本的にアルファツイッタラーのそれ。普通に面白い。そして曲だけでなく顔面まで芸術なのが悔しい。

今は歌詞に方言入れたり好き勝手やってて楽しそうだけど、その気になれば秒で売れることができる存在。他のアーティストが本気でやって出せる100を彼は60出すだけで超えていく。数年後には男版宇多田ヒカルみたいな爆発的な人気を誇ってそう。

(6/21追記:こんな早くからMステで紹介されるのは違うやん…メディアに触れずYouTubeがバカ伸びして「やべえのいる」ってなってる時に颯爽と現れて『優しさ』か『帰ろう』歌ってタモリに「いい曲だね」って言われてタモリが認めた逸材として米津玄師と共に崇められる存在になると思ってました…LiSAが言及したら伸びるやんそんなん…)

YOASOBI
youtu.be

ヨルシカの二番煎じとか言ってすみませんでした。
唐突なTHE FIRST TAKE出演、それと同時期にバズった「曲の原案になった小説がヤバい」のツイート。ネットの使い方が上手すぎる。

上手いのはそれだけじゃない。FIRST TAKE見ればわかる通りボーカルがバカ上手い。加工でどうにかしてるタイプの歌声(なんならヨルシカとか初期の頃そうだった)だと思ってたら素で上手い。そんなんバズるしかないやん。

新曲「ハルジオン」はしっかり生音RECで聴きやすくなってていい感じ。
ヨルシカとずとまよがユニバーサル系列からメジャーデビューしてる中、YOASOBIというネット発のアーティストがソニーから出るのは何かsupercellを思い出して懐かしくなったりもする。秋山黄色と共にバチバチに争っていってほしい。(※まだメジャーデビューしてません)

Vaundy
youtu.be

それでもやっぱり1位はVaundy。
曲聴いたら分かる。もう何も言わない。曲作り始めてすぐにこれ作れるのはかなり狂ってる。
米津、King Gnu常田、藤井風、Vaundyが並列で語られる未来がもうそこまで来てる。

この曲がバズって「さすがに一発屋でしょ」って散々言われた後に不可幸力出して早耳リスナーをギャフンと言わせた時からもう彼の勝利は決まってました。今年はVaundy元年です。あけましておめでとうございます。

(6/9追記:コロナが無かったらロッキンにも出演予定だったし、Zepp羽田(キャパ3000)でワンマンライブする予定だったらしい。色々と惜しいけど、まあこれから嫌でも売れる逸材になると思います。どうせこの先耳にする機会は無限にあると思うのであえて聞かないという選択肢もアリかもしれないですね。)

そして最後、紅白出る枠を予想しときます。

Mrs. GREEN APPLE
ほぼ確実に出ます。去年もインフェルノをシングルカットしたら出られたと思うんです。それを本人も分かってて敢えて避けたと僕は睨んでます。凄いシングル出してきますよきっと。

sumika
順当に行けば今年なはず。インディーズからずっとミセスと鎬を削ってきたからこそ、同じ年に出て欲しいという気持ちが強い。

マカロニえんぴつ
めちゃくちゃ上手く行けば今年。順当なら来年。THE FIRST TAKE出たし、そろそろメジャーデビュー確定だし、黙って待っててもそのうち紅白には出ると思います。

今年の傾向としては、YOASOBIとか花譜、Who-yaみたいな今風サウンドはもちろんですが、流れとしては東京初期衝動、リュックと添い寝ごはん、南無阿弥陀仏みたいな80's回帰ギターロックサウンドがバズる匂いがしますね。
個人的には同じ回帰モノでもTENDOUJIみたいなバンドが好きなんですけども、どっちが先に抜けるかって感じですね。

そして頭1つ抜けてるのがVaundyと藤井風。来年(コロナの影響で再来年か)の今頃には髭男とGnuみたく二大巨頭として語られてそう。個人的にはVaundy派です。(でも藤井風も好き)

あとTHE FIRST TAKEの勢いがすごい。これきっかけでソニーからメジャーデビューするアーティストも増えてきそうです。

2019年の邦楽界の大革命の流れを継いだまま、シーンがどう動くのか。これからに期待です。

www.youtube.com