独断と偏見で選ぶ、コレはバズるぞ!なアーティスト2019(増補版)
お久しぶりです。
GWが終わり、平成が終わり、令和が始まり…
新しいようでいて、実際は何も変わらない日々。
満員電車や人混みに紛れて取り零して、二度と取り戻せなくなってしまった忘れ物、ありませんか?
例えば…そうです、新しい音楽、とか。
平成のうちに押さえきれなかったニューウェーブ、全部揃ってますよ。
スクロールでまだ見ぬ音楽の海へ↓
導入でイキり倒した分これからは真面目に行きましょうか。
今回はシティポップ多めです。
というのも、3月頭に「このアーティストは絶対売れるぞ〜」って60組くらいをプッシュしたランキングを前後編作ったんですけども、ほぼほぼロックバンドで埋まっちゃって、「これ僕自身の聴くジャンルが狭すぎなのでは?」と思い立ってそっち系に手を伸ばしたからです。
凄い余談なんですけど、例のランキングにランクインしたアーティスト達の嬉しい新情報が続々と飛び込んできてて目が離せない状況になってます。
メジャーデビューしたアーティストが数組、LIQUIDROOMや新木場STUDIO CORST等の大規模ライブハウスでワンマンライブをするバンドも数組。
武道館ワンマンが決定したバンドやらファンを食おうとしたバンドやら色々いて困惑してます。
これを見たあと前後編と覗いて頂ければ。
- Ghost like girlfriend
- ReN
- the peggies
- FINLANDS
- 中村佳穂
- 崎山蒼志
- millennium parade
- She, in the haze
- Dannie May
- ザ・モアイズユー
- FERN PLANET
- Hakubi
- ひかりのなかに
- osage
- あとがき
Ghost like girlfriend
サウンドメイキングが鬼。シティポップで欲しいもの全部入ってる。
対して歌詞はRADWIMPS以降の啓蒙的、日本的な世界観。
MVの「フォーリンラブ」の丁度いいダサさ加減も親しみやすさを醸し出している。
一聴だけじゃ洋楽チックだけど、聴き込めばしっかり邦楽。
シティポップシーン最前線は彼が握っている。この曲の入ったEP「WEAKNESS」は必聴。
ReN
和製Ed Sheeran。
和製○○ってタグ付けされるアーティストって、大抵の場合本家の劣化版って印象が強いのだが、彼の場合は甲乙付け難い。このギタープレイでShape of you歌われたら惚れる。
しかも彼はなんと長渕剛の息子さんらしい。衝撃じゃない?
親子揃って時代の最先端追ってて凄い。
ループエフェクター駆使して弾き倒すのが性癖(?)な僕にはたまらん動画です。
the peggies
おまたせ。
ガールズバンド最後の砦、ぺギーズが覚醒しました。
まずはこれを見て頂きたい。アニメのED映像ですが本家MVよりMVしてます。
https://youtu.be/OfCmW4k6pDQyoutu.be
歪んだギターと澄んだ声のコントラスト。
結成当初からのウィークポイントだった(勝手に言ってるけど)メロディーラインの弱さも完全に克服しきってるどころか強みにしちゃってる。ここ数ヶ月で何があった。
チャットモンチーが消えた今、ガールズバンドのスターダムにのし上がるのはHump Backでもなきごとでもリーガルリリーでもなく、ぺギーズではないだろうか。
FINLANDS
声のクセが強いがそれをかき消すくらい歌詞がいい。
ガールズバンドの曲でここまで歌詞に惹き込まれたのはチャットモンチーの染まるよ以来かも。それは言い過ぎかも。
比較するのもナンセンスではあるけど、椎名林檎とかシドの歌詞の綴り方と似ている気がする。特に椎名林檎が好きな人は確実にハマる色をしてる。
こちらもぺギーズと並んでガールズバンド注目株。
millennium parade
King Gnu常田大希による新プロジェクト。(と言いながらも2年前にも前身プロジェクトで何作か上げてる)
個人的に白日きっかけでKing Gnuが爆売れしてるのを横目に「これほんとにやりたくて音楽やってんのかな…」って思ってたので、これを見て感動しました。
この曲、このプロジェクトには大衆は一生追い付けないと思う。
未来の音が聴きたいという方は探ってみるといいかも。
She, in the haze
遡ること4年くらい前、Twitterをしてると、なんかよくわかんないバンドから自発フォローが来た。よくわかんなかったのでしばらく放置してたものの、数日経ってもフォローは外れてなかったので、聴いてみることにした。Starsという曲だった。やっぱ意味わかんなかった。
ただ、悪くはなかったのでバンド名は覚えておくことにした。
そこから1年後、StarsがちゃんとしたMVになってたので聴いてみたけどやっぱよくわからず、更に2年の時が経った。
「あのバンドどうなってんだろな〜」と何の気なしにApple Musicを漁って曲を聴いた。
凄いことになってた。
最近は日本語詞や顔出しも解禁した模様。
後ろに何かついたら一瞬でメジャー直後の雨のパレードみたいな勢いでバズりそうな予感がする。
追記:2020年解散
Dannie May
売れるかどうかは置いといて、これが視聴回数2000ちょっとって過小評価されすぎだと思うんですよね。普通に好きです。
ザ・モアイズユー
back numberが所属する事務所のオーディションで優勝し、ツアーに帯同してアコースティックライブしてるバンド。flumpoolとWEAVERみたいな癒着を感じる…
でもこういう癒着してるバンドってだいたい曲いいから許しちゃうんですよね。このバンドもそのタイプ。花火はいいぞ。
これがデモシングルなんだから伸び代しかない。これからに期待。
FERN PLANET
最後の閃光ライオット決勝戦に立ったバンド、Rick Rackのメンバー2人で結成された。
この曲もその時の代表曲なのだが、別物みたいにアップデートされてる。
常に前進を続けるバンドが一番かっこいい。
追記:2019年活動休止
Hakubi
ガールズバンド最大のアドバンテージって声の透明さだと思ってるんですけど、Hakubiはそれをこれでもかってくらい有効活用させていて、「透明感の暴力」って呼ばせて頂いてますね。
このシングルはタワレコ行ったら軒並み売り切れで、勢いを感じております。タワレコの新人売り上げランキングは多分Hakubiと有澤百華の2トップだと思います。勢いしかない。
絶望に打ち勝つ為の透明無垢なリリックを描けるのはきっと今だけだと思うので、この時代が終わった後が勝負どころなのではないでしょうか。深みを増すのか、はたまた路線変更か。これからも追っていきたいバンドですね。
ひかりのなかに
女子とか高校生とかもうどうでもよくなる。
この声で、叫びで勝ち取ったRO JACKと全国流通。
ロックってこういうもんでしょ。
追記:メジャーデビューしたもののボーカル以外全員脱退。これからどうなる。
osage
今僕が一番推せるバンドです。osageは今年ワンマンライブします。来年WWW埋めます。再来年は1000人キャパで東京ワンマンやります。早ければ3年以内にメジャーデビューします。
もうね、それくらい見えるんですよ、彼らの新譜を聴いてると。
MVになってるのはエンドロールって曲なんですけど、「これ全曲MVでよくね?」って思うくらい他の3曲がいい。むしろエンドロールが霞む。
スニーカーが良すぎる。イントロは勿論、「また一つ賢くなったよ、君のせいだな」ってインパクトしかないサビの始まりなのに曲盛り上がるのはサビ後半からっていう二段階のギミックとサビ終わりからの衝動感。最強。
vegaもvegaでメロディーラインが良すぎて一聴で覚えるレベルだし「いつか届かなくなる光に照らされた影は一つ」って…沁みる…
バンプの天体観測を彷彿とさせる名曲ですよほんとに。一生聴けちゃう。ギターもドラムもいいし。
追憶もAメロの歌詞がね…いいんですよ…
「悲しみのありかはどんなとこに?少し切りすぎた前髪の隙間に」ってね。
こういう日常を描写するバンドは今までも確かにいた。いたけどこんなメロディーライン良いバンド10年に1バンドくらいしかおらん!間違いねえ!
正直このランキングを始めたのもosageをageる為だったんじゃないかなってくらいosageは良いです。
2000年代を感じさせる懐かしさをもったメロディーと歌詞。
クセ強いけど親しみ深いボーカルの声。演奏力の高さ。
あとがき
とりあえずosageはいいぞってことを書きたかった。
シティポップやら新感覚が注目されるこのシーンで、今まで通りを忠実にやってるバンドがいてくれるのがこの上なく嬉しい。このブログでもosageの事はこれからも何度も取り上げて行きます。ライブにも行くかも。
勿論この企画に挙げたアーティストは9割応援してるのでどれもオススメです。(残りはお察し)
特にGhost like girlfriendは新作がEMIから出てるのでメジャーデビューってことかな?期待ですね。モアイズユーも確定ルートですし、どれも知っとくなら今のうちですね。
またこういうブログ書くので、「これいいぞ!」っていうのがあれば是非とも教えてください。では。